TMI - 名古屋大学 卓越大学院プログラム ライフスタイル革命のための超学際移動イノベーション人材養成学位プログラム

活動報告

TMIのテストベッドとは?

TESTBED

「ライフスタイル」「移動」に関わる、都市・地域・企業の課題を発見/解決に導く協働のプラットフォーム

TMIの「テストベッド」は、自治体や企業と協力して、実際の街や施設で、多様なサービスやアプリケーションを導入しテストを行うプラットフォームです。フィールドは実世界そのもの。そこには、ライフスタイルに関わる様々な要素が詰まっています。例えば、施設内の一要素であるエレベーターから、企業の工場、商業施設、都市のレベルまで、扱う対象はミクロからマクロまで様々です。都市や地域にはいろいろな課題が潜んでおり、TMIのテストベッドでは、それらをいったんデータ化することで炙り出します。「理系と文系」、「大学と企業・自治体」、様々な知見を集結し、課題を発見・解決へと導くために、ジャンルを超えた協力体制を、社会は、そしてTMIは求めています。

FEATURES

都市型のテストベッド

愛知県名古屋市では、国内有数の規模を誇る東山動植物園を中心に、WiFiパケットセンサを設置し人流センシングのプロジェクトを、また愛知県日進市では、ごみ収集車にセンサを取り付けゴミ回収状況や環境データを取得する都市センシングのプロジェクトを自治体と協働で行っています。TMIでは今後も、自治体・企業と協力し、「ライフスタイル」「移動」に関わる様々な場面の課題発見・検証を行うテストベッドの構築を進めていきます。

移動ロボットのテストベッド

自律移動ロボット向けのテストベッド「Nagoya Experimental Site and Testbed」(通称Robot NEST)では、多種多様なロボットを同じ空間で利活用する試験ができます。また、同一平面空間だけでなく、エレベーターと連携した垂直方向の移動も含め、将来の移動ロボットの様々な利活用に関する実験・研究を可能としています。TMIでは、実証実験・データ取得に必要な、ロボットや無線通信機器(ローカル5G)などのインフラのサポートも行っています。

JOIN US!

企業・自治体とのコラボレーション

最先端の大学の研究と、企業・自治体の現場が手を取り合い、「ライフスタイル」に関わる様々な問題を発見し解決に導くことが求められています。例えばTMIでは、様々なインフラ型センサや自律移動ロボットを連携させ、倉庫内の作業を効率化・自動化する教育・研究活動を企業と連携して進めています。企業・自治体の方々の要望から、新たなプロジェクトが生まれる可能性もあります。

海外とのコラボレーション

TMIのテストベッドは国内のみにとどまりません。例えば、TMIが参画するスマートシティ推進国際組織UTAでは、世界各地の様々な都市型テストベッドを共有する取り組みを推進しています。日本と海外それぞれの街で検証することで、技術のレベルや条件を確認できます。日本に限らず、海外の企業・自治体・学術機関とも、お互いの取り組みや知見を積極的に共有し、コラボレーションしていきます。

ACTIVITIES

学生の取り組み

様々なテストベッドを活用した教育プログラム(例「C+podの自動運転化」、「先進モビリティ学EV自動運転実習」など)を通して、モビリティに関連する先端技術を学ぶと同時に、様々な分野の学生同士でチームを組んで技術開発に挑むことで、異分野の学生と協力し合うチームワークを経験できます。実世界の課題に取り組むことを通して、「自身の興味×社会に求められること」を学びと成長につなげられるのがTMIプログラムです。

超学際を実践するフィールド

テストベッドは人間や社会を対象としており、理系・文系の枠を越えた様々な学問の知見や経験が欠かせません。幅広い分野の教員・学生が参加するTMIだからこそ、異なる視点を補い合い、課題を発見し解決に導くことができます。

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